はじめに
・離乳食のペーストを始めてから1か月くらい経つけど、いつから次のステップにしたら良いの?
・ペーストを上手に食べられているか分からない
・1日2回にしていくみたいだけど、生活リズムがうまくできていかない
など、お悩みはありませんか?
【ゴックン期】から【モグモグ期】への移行のポイント、生活リズム、効率的な離乳食作りなど、現役保育園栄養士ぽんが解説します!
ステップアップする目安
まず、ステップアップできるくらいに上手になったか、お子さんの様子を確認しましょう。
【ゴックン期】はスプーンから食べ物を取り込むことに慣れること、食べ物をゴックンと飲み込むことを練習していました。
ペーストを食べ始めた頃は、口の周りにこぼれたり、うまくスプーンから口に食べ物を取り込めなかったと思います。
・スプーンの取り込みが上手になった
・口からこぼすことも少なくなった
・取り込みからゴックンがスムーズにできている
などの様子が見られていたら、そろそろ【モグモグ期】へステップアップして大丈夫です!
【モグモグ期】のポイントは?
【モグモグ期】では、舌を上あごに押し付けて、食べ物を押し潰して食べることを練習します。
そのため、食べ物は大人の指で押して崩れるくらいの柔らかさ(よく豆腐くらいの固さとも言われます)にすることがポイントです。
また、ゴックン期では1日1回だった食事が、1日2回になります。
今までよりも生活リズムができてくるのが、この時期です。

離乳食を進める上で、注意するポイント2つを紹介します。
①初めて試す食材は、病院が空いている時間に1さじから試す
どんな食材も、アレルギーのリスクはあります。
(米アレルギーやピーマンアレルギーも聞いたことがあります。)
初めて試す食材は、必ず病院が空いている曜日・時間にしましょう。
②できる限り、毎日同じ時間にしてあげる
子どもも毎日同じ時間だと、生活リズムができてきます。
もう少し大きくなってくると、生活の見通しを持てるようになります。
もちろん買い物や受診などでお出かけする日は、いつもと違う時間になってしまっても仕方ありません。
普段10時と14時に食べていた離乳食、1日1回になってしまった・・・それでも大丈夫。
他にも14時はミルクだけにして、18時に2回目の離乳食・・・これでもOKです。
(ただし、病院が空いていない時間は、食べ慣れた食材にしてください)
【モグモグ期】効率的な作り方
よく離乳食本を見ていると、【モグモグ期】の作り方に「みじん切り」と書いてあるんですよね。
みじん切りって大変じゃないですか?少なくとも私は大変だと思います。
それよりも、サイコロ状に切ったものを柔らかく茹でてマッシャーで潰すことをオススメします。
ゴックン期でもオススメした、このミニマッシャー。
モグモグ期でも大活躍しますよ!
例えば、大人のポテトサラダを作る時。
我が家ではジャガイモやにんじんをサイコロ状に切って茹でて、マヨネーズで和えます。
マヨネーズで和える前に、お子さんの分だけ取って、マッシャーで潰す。
その後、お出汁などでうすーく味付けしたら完成です!
このように大人の料理から、調味前に取ってマッシャーで潰すだけで、モグモグ期の離乳食は完成します。
この時のポイントは、赤ちゃんが舌と上あごで潰せるくらいの柔らかさに調整することです。
もし、大人の分をそこまで柔らかくしたくなければ、お子さんの分だけ別の小鍋に取り分けて長く茹でるようにすると良いです。
この鍋はIHもガスも両方使えることと、両側に注ぎ口がついているので、結構便利に使えます。
赤ちゃんの分だけ茹でたい時にピッタリのサイズ感です。
子どもが2歳になりますが、カレーを作るときも大人のルーを溶かす前に、子どもの分をこの鍋に取り分けて作っています。
離乳食の今を楽しんで
離乳食時期は悩みがつきないと思います。
ですが、離乳食の時期はあっという間に終わります。
ぜひ、見方を変えて、今しかない離乳食時期を楽しんでください!
例えば、せっかく作ってくれたのに食べてくれない、と思った時。
食べない意思表示をできただけでエライ!と捉えてみるのはどうでしょうか。
その後で「なぜ食べないか」考えてみましょう。
味、硬さ、食感、空腹感、気分・・・考えられる要因はたくさんありますよね。
悩みは尽きないけれど、新しい食材を試す時は、どんな顔をするかな?とワクワクしますね。
言葉はまだ話せませんが、表情でたくさん語ってくれているはずです。
お子さんの気持ちを代弁しながら、楽しく離乳食を進めて下さいね。
ゴックン期の記事はこちらから↓