コップ飲みへの道

子どもの食事

年々と暑くなる夏

気温や湿度が高くなってきて、気づいたら子どもが汗をかいていた!なんて事ありませんか?
子どもとのお出かけの際に水筒やマグを持ち運ぶママも増えたのではないでしょうか。

今回は子どもがどのようにしてコップ飲みができるようになるのか解説したいと思います。
そして、おすすめのコップや水筒についてもお伝えします。

コップ飲みができるようになるまで

皆さんは、哺乳瓶やママのおっぱいから飲んでいた赤ちゃんが、どのようにしてコップ飲みができるようになるか、想像したことはありますか?
実は、子どもたちは、コップ飲みへの道を一つずつ段階を踏んで、徐々に上達しています。
コップ飲み習得へのステップを、一つずつ見ていきましょう。

①スプーンから飲む

 初めは離乳食をあげているスプーンで良いです。
 スプーンを横向きにし、お子さんの下唇に当ててください。
 そうすると上唇に水面がふれ、「ずずっ」と啜ると思います。
 この段階がコップ飲みへの第1歩です。

②大きめのカレースプーンから飲む

 スプーンの大きさを、大人用カレースプーンくらいの大きさのものにします。
 ①と同じように、上唇に水面がふれて、啜り飲みができたらOK。

③ラーメンのレンゲから飲む

 ラーメンのレンゲは、コップの縁と比較すると、カーブが緩やか
 まだ唇の力が弱い赤ちゃんでも、カーブが緩やかなレンゲの方が、唇でレンゲの縁を捉えやすいです。
 そのため、コップの前に、ラーメンのレンゲでステップを踏んであげるとなお良いです。
 お家にあれば、ぜひやってみてください。

 ①と同じように、上唇に水面がふれて、啜り飲みをすると思います。
 この段階まで来れば、コップ飲みまでもう少し!

④コップから飲む

 コップは、スプーンやラーメンのレンゲと比べるとカーブがきついので、赤ちゃんにとって難易度は上がります。
 ですが、①と同じように、上唇に水面がふれて、コップ飲みができるはず!

 くどいほど書きましたが、一番のポイントは上唇に水面を触れるようにしてあげること。
 そして、「子どもが啜って飲む」ことを待ってあげましょう。

 以上のことより、用意するコップは、透明で水面が見えるものがおすすめです。 

 リンクを貼らせて頂いたコップは食洗機OK!
 水面が見えるので、コップの傾きを介助する時もやりやすいですよ。

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保育園入所を考えている方へ

0歳や1歳児クラスから保育園入園を考えている方は、保育園で使っているコップと同じようなものを家でも使うと良いと思います。
保育園で持ち手がないコップを使うのであれば、家でも同じように持ち手がないものを用意します。
そうするとお子さんが混乱しなくて良いですし、保育園の先生としても助かると思います。

お出かけにも使える!オススメ商品

コップ飲みがある程度できるようになった子向け。
こういうシンプルなタイプがオススメです。

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あまりオススメできないもの

メーカーさんには悪いのですが、保育園栄養士の目線で書かせていただきます。
トレーニングコップなどという名前で売られている、倒してもこぼれない、押すと出てくる、といった商品はオススメできません。
理由は、簡単。
その商品で飲めるようになっても、肝心のコップとは口の使い方が違います。
変な癖をつけないためにも、上記のように段階を踏んで、コップ飲みへのステップを上がっていただければと思います。

一番大切なこと「楽しみながら」

どんなに小さな赤ちゃんでも、怒られたり、嫌な顔をされたりすれば、雰囲気で感じ取ります。
こぼされるのが嫌!という方には、お風呂場で遊びながらコップ飲みの練習をしても良いと思います。
こぼされても大丈夫な環境で、ママの気持ちも楽に、そしてお子さんも楽しくできると良いですね。

ちなみに、ストロー飲みは、全く別の口の使い方になります。
別記事でストロー飲みについても解説したいと思います。
また、別記事でお会いしましょう!

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