手づかみ食べ・スプーン食べ

子どもの食事

はじめに

自分の子どもがいつ頃スプーンを持ち始めたか、覚えていますか?
子どもが勝手にスプーンに興味を持って、触りたがったから。
持たせてみたら、意外とできたから。
人によって、スプーンの持ち始めは様々かと思います。

今日はスプーンを持ち始める目安について、大人がサポートするときに注意すること、おすすめスプーンなどお伝えします。

スプーンを持ち始める目安

結論から言うと、
・手で口に食べ物を運ぶ時に、指が口に入らなくなってきた
・砂場などで、シャベルで砂をすくう動きが上手になってきた
・スプーンに興味が出てきている
などが、スプーンを持ち始める目安になります。

肩や腕、手首や指の発達を、普段の遊びや食事の中で見てあげると良いと思います。

手づかみ食べってなあに?

スプーンの前段階として、手づかみ食べがあります。

まずは目で見て食べ物を認識。
食べ物まで腕を伸ばし、食べ物を掴む。
食べ物を口まで運ぶ。
・・・と手づかみ食べは、目と口の協調運動だと言われています。

手づかみ食べにもステップがあります。
①手の平全体を使って、食べ物を掴む。
②手の指先を使って、食べ物をつまむ。
③指3本使っていたのが、2本でつまめるようになる。
④口に運んだ時に、指が口に入らなくなる。

お子さんの様子をよーく観察すると、面白いですよ。
一言に「手づかみ食べ」といってもいくつかの段階があるのです。
④の段階でスプーンを持ち始めても良いかも?と思ってください。

どんなスプーンがおすすめ?

握る力がまだ弱い場合、柄が細いものより、少し太めのものの方が、スプーンの握りが安定するかと思います。
また、スプーンのボウル部分の幅があまりにも大きいと、子どもの口の幅に合いません。
おすすめのスプーンのリンクを貼っておきますので、良かったらご覧になってください。

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スプーンの握り方は何が正しい?

①初めは、上からギュと握ります。(パームグリップ)
 手の平全体を使って握っています。
②だんだんと、パームグリップから緩やかに握ります。(フィンガーグリップ)
 親指と人差し指でスプーンを支えるようにして握っています。
③鉛筆を持つように握ります。(ペングリップ)
 親指、人差し指、中指の3本で支えています。
 ここまでくると箸の持ち始めも見えてきます。

大切にしたいこと

「自分でやりたいけど上手くできない」「今はお母さんにやってもらいたい」と自我が強く出てくるのもこの時期です。

スプーンから落ちてしまって「あー!落ちちゃった」「汚さないで!」ではなく、「落としても良いよ、やってごらん」と大らかな気持ちでいること。
汚されても後片付けしやすい環境を整えること。
大人のサポートの仕方によって、お子さんの意欲も変わってきます。

子どもの「やりたい」「食べたい」気持ちを大事にしながら、食事の時間を楽しく過ごすことが何よりも大切、と私は思います。

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